【ブログ世話役:南條】
映画好きな家族につられて、時々観ているアカデミー賞授賞式ですが、
今年は本当にいろいろなインパクトがありました。
なんといっても、韓国映画の「パラサイト 半地下の家族」が
”作品賞”をはじめ4部門を受賞したこと。
韓国映画は今までアカデミー賞にはノミネートすらされたことがなかったそうで、驚きの受賞ラッシュということになります。
”国際長編映画賞”を受賞した段階で、
これは主要な”監督賞”や”作品賞”はもらえないのかなと思っていたので、
思わず「すごい」と声が出てしまいました。
映画自体は暗くて怖そうという印象だったのですが、
ユーモラスでもあるようで、俄然、観る気が出てきました。
もう一つのインパクトは、「ジョーカー」で主演男優賞を受賞した
ホアキン・フェニックスの受賞スピーチです。
社会問題がスピーチ内で語られることは時々ありますが、
全世界をとりまく不平等や差別の現状と
それを解決するための人間の良心と行動力・創造力を信じるという訴えは
とても真摯で心に響きました。
また、最後に、夭逝した兄リバー・フェニックスの言葉を引用したこと
…これまた涙なしには見られませんでした。
彼が今生きていたら、どんな渋カッコイイおやじになっていたのだろうかと
想いを馳せてしまいます。
ついでにもう一つ、レッドカーペットを取材していた中島健人くんの
英語の達者さに感心しました。
かなり準備をされたのでしょうか。
物怖じしない態度も日本人離れしていて…最近の子はすごいですね。
(ジャニーズ恐るべし、とも思う今日この頃です)