昨日、スティーブン・ホーキング博士の訃報が飛び込んできました。
「車いすの物理学者」と呼ばれ、難病を患いながらブラックホールなど宇宙に関する理論物理研究者として活動しつづけてきた方。
大ベストセラーとなった『ホーキング、宇宙を語る』や世界各地での講演などで、敷居の高い理論物理を一般の人にもわかりやすく解説し、ユーモアを交えた語り口で宇宙を身近に感じさせてくれた科学者でした。
病の進んだ晩年はコンピュータによる合成音声を使って講演をしており、その姿がまた未来的でもありました。
個人的に、夫が宇宙好き科学好きということもあって知ることになったホーキング博士ですが、宇宙に思いをはせると日々のゴタゴタもちっぽけなことに思えたり、単純に未知の世界にわくわくする「科学はロマン」という気持ちを教えてもらった気がします。
ホーキング博士、私生活では結婚離婚を2度経験しており、看護婦に「わがままで手がかかる」と言われたり、必ずしも聖人君子ではないでしょうが、病は妨げにならないと言って50年にわたり研究を続けた姿にはとても励まされる思いです。
博士は無神論者だそうですので、この言葉は似合わないのかもしれませんがやはり……
心よりご冥福をお祈りいたします。
【営業・事務:南條】